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筋膜マッサージ&リリース 骨格調整

立位の姿勢で観ると、老化とは姿勢の前傾が亢進し、「地面に倒れる」過程ともいえます。
人の脊柱(椎骨)の構造は四足歩行時に比べ、殆ど進化しておらず、鉛直方向への圧力に弱いといわれています。重い頭を支えながら歩行するために、健康な成人の脊柱は、地表に対して垂直な引き伸ばされたS字の形状をしています。

 

前傾姿勢は骨格周辺の筋肉の緊張と弛緩を常に伴います。したがって、脊柱起立筋群、ハムストリング筋群などの姿勢保持に関わる筋肉の緊張(コリ)を取り除く必要があります。コリは日常の歩行姿勢や作業姿勢によって様々ですが必ず「コリのライン」が発生します。

姿勢の面でいえば、前傾姿勢を若いときの直立の姿勢にもどすことです。そのようなことが可能なのでしょうか。

脊柱起立筋群、多裂筋などの慢性的な緊張と痛み

腰部・背部が伸ばせなくなる

背骨の慢性的前傾

これに連動し頚椎も前傾(見た目で首が短くなる)
頭長筋、斜角筋、胸鎖乳突筋など首周辺の筋肉の緊張と痛み

肩鎖関節の位置も前方向へ移動(背中が丸くなる)

下肢は上半身の前傾を支えるため、常時膝関節を屈曲させバランスをとろうとする。(補完的姿勢の変形)

臀部、股関節部、大腿部外側部、膝周辺の慢性的緊張

 

筋膜とは皮下にある3層の筋肉繊維ですが、コリはこの筋繊維に沿って発生するケースが多く、また部位的には骨との付着部位である腱、またその周辺に集中します。手技により、ミリ単位のコリを探知し、解消していきます。全体のコリ、痛みを取り除いた上で、骨盤調整を含め諸関節の操作をおこなうと、強い力を加えなくとも、骨格は自然にあるべき位置に復位していきます。

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